4)脂質の摂りすぎに注意
脂質は、植物油大さじ1杯(12g)で約100kcalと高エネルギー量のため、油を使った料理は高エネルギーになりがちです。
例えば、揚げ物に使われている油の量は、とんかつ(1人前)12g、フライドポテト(Mサイズ)20g、てんぷら(1人前)15gと多いため、食べる回数を少なくします。バター、マーガリン、マヨネーズ、ドレッシングなど油が多い調味料も控えめにします。
5)魚食を増やす
青魚の脂肪に多く含まれる脂肪酸のEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)は、肝臓での脂肪の合成を抑えて、血液中の中性脂肪を下げる作用があります。
6)食物繊維を多く摂る
海藻、キノコ、穀類、豆類、野菜などに多く含まれる食物繊維は、腸内で中性脂肪や糖質を吸着して一緒に排泄する働きがあります。また、食物繊維は水分を吸って膨らむため、満腹感が得やすくなります。
7)夕食の食べすぎに注意
夕食を多く食べると1日のトータルの摂取エネルギー量が低くても、脂肪の合成が進み、中性脂肪値が高くなる傾向があるので、夕食の食べすぎには注意が必要です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕