表町学2 商店街の学びの場

表町学の本音としてのタイトル案は「表町での学び」ということを前回は書きましたが、岡山市の表町商店街には学びの場が複数存在しています。

それは商店街の表通り(表町の表側)にもあり、裏側にもあって、何を学びたいのかによって期待値との一致の度合いが違ってくるところです。

例えば、表町商店街(上之町商店街、中之町商店街、下之町商店街、栄町商店街、紙屋町商店街、千日前商店街)のうちの中之町商店街の東側に並行しているオランダ通りのオーガニックスーパーマーケットは、商品を見るだけでも(もちろん買って、食べることがすすめられますが)学びだらけです。

その学びを知人とシェアするだけでも、同じ学びをした人と語り合うだけでも(いつまで続くかわからないほどの)学びの連続です。

いわゆる学校教育ということだけではなくて、人生には学びの機会がたくさんあり、学ぶ気があれば仕事でも遊びでも学びにつながります。もちろん、学んだことは役立ててこそ、自分のためになり、社会のためにもなります。

初めから“世のため人のため”と声高に言うことはなくて、学んだことを役立てようと真面目に取り組んでいく目標の一つとして想定して動くことで、いつの間にか達成されているということです。

この世のため人のためという言葉には、自己の利益だけでなく、社会全体の幸福を追求するという利他的(altruistic)な考えが込められています。

この反対の言葉の利己的は、selfish、self-centered、egotistical などと英訳されています。Selfishは「自分本位、わがまま」、self-centeredは「自己中心的(いわゆるジコチュー)」、egotisticalは「単なる自己中心ではなく、自分の立場や価値、能力を過大評価すること」を指しています。Egotisticalは、傲慢な態度になることの意味でも使われています。

すべてが学びの場ということが言えなくもないのですが、その中でも表町に根ざして活動している団体も複数存在しています。

次回(表町学3)は、表町で活動する岡山自主夜間中学校について書いていきます。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕