言い間違いは、文字が読めているのに間違って覚えていることもあれば、読み間違いをして、それを覚えて話していることもあります。
以下に、間違いやすい例を紹介しますが、よくある間違いには×、正しいものには○をつけています。
テレビ番組でよく見るのは、凸凹を「おうとつ」、凹凸を「でこぼこ」と読むことですが、文字の形を見れば、凸凹が「でこぼこ」、凹凸が「おうとつ」ということは簡単に理解できることです。
×と○で示すなら、凹凸の「おうとつ」は○で、一般には凸凹は使われません。
出汁は「だし」が○で、「でじる」は×です。
肉汁は「にくじゅう」が○で、「にくじる」は×です。
苦汁は「くじゅう」が○で、「にがじる」は×です。
汁がつく言葉を取り上げてみましたが、さらにメディアでも一般的にも間違いやすいのが、次の3つです。
相殺は「そうさい」が○で、「そうさつ」は×です。
世論は「せろん」が○で、「よろん」は×です。
読本は「とくほん」が○で、「どくほん」は×です。
この他にも、専門家が使っている言葉が正しいのに、それを指摘する人が間違っていることもあって、視聴者などを混乱させることになります。
最近も、舞台の幕間「まくあい」(○)について話していることに対して、司会者が「まくま」(×)と間違った修正をしていたシーンを目にしたので、ここで書いてみました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






