負の歴史57 アメリカのセカンドオピニオンとの比較

医療体制が日本とは異なるアメリカでは、セカンドオピニオンの捉え方がまったくといってよいほど違っています。日本では、ファーストオピニオン(主治医による診断)に従わない患者が別の専門医による第2の診断を求めて行うものというイメージがあります。

前回は日本のセカンドオピニオンのデメリットについて触れましたが、日本のデメリットはアメリカでは別の考え方をされています。

その根本的な違いは、医療制度が日本では「出来高払い制度」であり、アメリカでは「定額払い制度」となっていることです。

定額払いであれば、医療のレベルや治療の環境を選ぼう、よりよい条件のところで治したいと考えるのは当たり前のことです。

他の医療機関で受診するために、日本では同じ検査を再び受けることが通常のことです。検査結果をファーストオピニオンの医療機関で受け取って、それを持って別の医療機関に行くのは、いろいろなハードルがあって難しいところがあります。

それに対してアメリカでは、検査結果の資料は検査費用を支払った患者のものであって、それを持って、他の医師の判断を仰ぐ、治療を実施する医療機関で使ってもらうのは当然であるという考え方をしています。

なぜ、医療機関を変わるたびに、同じ検査を受けなければならないのかという疑問に対して、医師側と役所側に聞いたことがあります。

その反応は、別のところで同じ検査をしてよいという制度が以前に作られて、それが継続されているということで、不思議な状態が続いているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕