お題の「我が道を行く」は、見ることも聞くことも多いのに、誰の金言なのかと問われると答えが出しにくいところがあります。
それなのに、金言の真理として取り上げたのは、「我が道を行く」がある地域の人たちの特性を表すのに適した言葉として紹介され、メディアにも一時期登場していました。
これについては次回(金言の真理108)に触れることにして、同じ意味合いの名言(金言)を先にあげることにします。
文豪・武者小路実篤は「この道より我を生かす道なし この道を歩く」と言い、90年の生涯の中でも最も多く書画に書き残したのが“この道”です。
哲学者・西田幾多郎の「人は人 吾は吾なり とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり」は、書(色紙)に記されることが多く、自分自身を大切にして、他人と比較することなく生きることの大切さを教えてくれます。
勝海舟は「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張、我に与からず我に関せず」と書き残していますが、これは福沢諭吉にあてた手紙の一節です。
「出処と進退は自分が決めること、悪口と称賛は他人の主張であり、私には関係がないこと」ということで、自らの覚悟を示すと同時に、決意を促す言葉とされています。
どの言葉も、自分自身の道を信じて進むことの重要性、他者に左右されない姿勢を表す言葉として伝えられています。
他人の意見に左右されずに、こうだと思った道を黙々と歩き続けることであり、英語で表すと「Go My Way」となりそうです。ただ、マイペース、やりたいようにするという意味で捉えられてしまい、「周囲との協調性がない」と言われて、“四面楚歌”となりかねない危うさもあります。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕






