金言の真理111「磨けば光る原石」1

人材のことを原石と呼んで、企業や団体などで磨いて光らせるのが当然と言われていた時代がありました。

それは終身雇用が当たり前であった時代には、いかに原石を多く確保するかが重要と考えられていて、一つや二つくらい期待をしたのと違った石が混じっていても、とりあえず手元に集めておこうという、今では考えられない人材確保の状況でした。

それが、ある程度は磨いてあって、何の原石であるのかを確認してから確保するという状態に変化していって、“くずダイヤ”という言葉が登場するようになりました。

そして、今では、高品質のダイヤモンド、少なくとも売り物にならないようなダイヤモンドは排除するという時代になっています。

ということで、お題の「磨けば光る原石」はダイヤモンドの原石のことで、「ダイヤモンドの原石は磨くことで輝く」というのが正しい金言ということになりそうです。

「原石は磨くことで輝く」という言葉は、宝石の原石が研磨(カット)という手間をかけることで初めて美しい輝きを放つという意味であり、宝石の物理的な性質だけでなく、人の素質や能力、組織の成長にも例えられる普遍的な言葉とされています。

「磨けば光る原石」という言葉は、40年以上も前にゴーストライターとして、PHP研究所の仕事をしていたときから気になっていたことです。それはPHP研究所の書籍や雑誌で多く登場していた松下幸之助さんの言葉の一つだからです。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕