金言の真理114「磨けば光る原石」4

磨けば光る原石の例として取り上げられることが多いのはダイヤモンドです。

ダイヤモンドの価値が高いのは採掘量が少ないことや、最も硬い物質で傷つくことがないということが、大きな特徴としてあげられます。

最も硬いだけにサンドペーパーや金属ヤスリを使うことができなくて、ダイヤモンドの粉末を付着させた円盤を回転させて研磨させます。つまり、ダイヤモンドでダイヤモンドを磨く工程になるわけで、それだけに研磨する人の技術と経験、デザイン感覚、感性などが重要となります。

ダイヤモンドの価値は、かつては3Cとされていました。それはCarat(重量)、Color(色)、Clarity(透明度)です。2000年代に入ってからは、これにCut(輝き)を加えた4Cが品質基準となっています。

カットの由来は研磨(cut)で、カット法によって価値が違ってきます。最も価値が高いのは58面体のラウンドブリリアントカットで、光を最大限に反射・屈折させることから最も輝きが強くなっています。

ダイヤモンドは財産価値も高いといっても、熱にだけは弱くて、600℃以上になると燃焼します。それは単一原子で構成されている炭素の結晶体であるからです。火事になれば燃えてしまうというところが、最大限の弱点です。

扱いを誤ると燃えて無価値になってしまうということも、人材にたとえられる所以です。

また、天然ダイヤモンドと人工(合成)ダイヤモンドは、専門家でも見抜くことが難しいほど加工技術が高まっていて、時代に合わせて見抜く技術も高めていかないと、本物と信じて偽物を使うことにもなりかねない、というところも人材育成と共通しています。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕