「雨が降るから虹が出る」というのは、雨が悪いことの象徴、虹が良いことの象徴として比較の意味で語られることが多くなっています。
雨は悪いことなのか、ということですが、それは地域の環境や状況が大きく影響しています。雨が少ない地域は天候が農産物の出来を左右して、それが生活にも産業にも関わってくるとなると少しの雨でも“恵み”と呼ばれます。
日本の天候は大陸の気象と南洋からの台風などの影響を直接的に受けます。2025年から2026年にかけての冬は、大雨の被害を受ける地域があれば、その一方で雨不足(降水量ゼロ日の記録更新)も天災級で、どうして平均化されないのか配分ができないのかという嘆きも聞かれました。
雨が全く降らない地域は砂漠化が進んでいて、少しくらいの雨では恵みにもならないというのは当たり前のことで、どれくらいの雨なら恵みになるのか、それとも悪い結果になってしまうのか想像がつきにくい状況になっています。
虹が出るのは、空気中の水蒸気(水滴)があって光の屈折が起こることが第一の条件で、太陽光が差し込むことによって屈折が起こります。太陽の高さが低くて、太陽光が水平に近い角度で水滴に差し込むと虹が大きく見えるようになります。
虹は太陽とは反対側の位置に現れるので、太陽に背を向けていることで見ることができます。
これらの条件を考え合わせると、虹が出るのは雨の後に晴れていることであって、虹が出たから晴れるわけではないということです。
雨と虹はセットであって、どちらが良いとか悪いといったことではないのです。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕






