強いインパクトがあり、一度聞いたら絶対に忘れない言葉が“金言”であるとしたら、今回のお題の「おまんた」は、金言として書き残す意味があると考えていました。
初めて耳にしたときの驚きの感覚が今でも残っています。それは中学2年の夏休みを境に新潟県の糸魚川に移動して、初めて挨拶をした家主さんが発した「おまんた」でした。
その後に、何か言われたのですが、初めの言葉が引っかかって、続く言葉は記憶に残っていません。
警察官は駐在所や派出所、官舎に住むのが原則で、駐在所や派出所は職住一致でした。家主さんから借りて住むということは異例です。
警察官の父親の転勤は新年度からが原則で、3月末に家族で引っ越して、子どもも4月から新たな学校に入るということが当たり前と思っていました。
父親が急な転勤を命じられたきっかけの“松之山事件”のときでも、新年度からの転勤でした。私が3歳のときに起こった事件については、金言の真理99で書き残します。
なぜ異例の夏に転勤になったのかは知らされることなく、高校には親元を離れて通っていたので、糸魚川は最後の転校先となりました。
糸魚川は新潟県では南に位置しています。新潟県は南北に長いので(直線距離で約250km)、北の地域は東北弁の影響を受けていると言われ、南は関西弁(実際には加賀弁)の影響を受けていると聞いていました。(ちなみに関越自動車道のインターチェンジの長岡と東京の間は261km)
実際に移り住んでみると方言を感じることはほとんどなくて、他の地域では通じない用語もなかったのですが、「おまんた」だけは初めて聞きました。それは両親も同じで、その日の夕食のときに、父親が勤務先(糸魚川署)で聞いてきたこととして説明してくれました。
「おまんた」は、あなたがたを意味する糸魚川弁で、敬意と親愛が込められている言葉として使われているとのことでした。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕






