「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中からn–3系脂肪酸の「基本的事項」を紹介します。
〔基本的事項〕
n–3系脂肪酸は、生体内で合成できず(他の脂肪酸からも合成できない)、欠乏すれば皮膚炎などが発症します。したがって、必須脂肪酸となっています。
また、n–3系脂肪酸の生理作用は、n–6系脂肪酸の生理作用と競合して生じるものもあります。
さらに、n–3系脂肪酸はα–リノレン酸(18:3n–3)、EPA(20:5n–3)、DPA(22:3n–3)、DHA(22:6n–3)に大別され、それぞれの健康効果についても研究が進められています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕