「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から脂溶性ビタミンのビタミンAの「指標設定の基本的な考え方」を紹介します。
〔指標設定の基本的な考え方〕
ビタミンAは肝臓に大量に貯蔵され、成人においては貯蔵量が20μg/g以上に維持されている限り、免疫機能の低下や夜盲症のような比較的軽微なビタミンA欠乏症状にも陥ることはありません。
そこで、これを維持するビタミンAの最低必要摂取量を推定必要量としました。
過剰症については、成人においてはレチノールの過剰摂取による肝臓障害を対象に耐容上限量を設定しました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






