「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から水溶性ビタミンのビタミンCの「指標設定の基本的な考え方」を紹介します。
〔指標設定の基本的な考え方〕
ビタミンCを1日当たり10mg程度摂取していれば欠乏症(壊血病)は発症しません。
しかし、臨床症状の発言には様々な要素が関連するために、臨床症状に基づいて推定平均必要量を設定するのは困難です。
そこで、ビタミンCの栄養状態を反映する生体指標に基づいて、推定平均必要量を設定することにしました。
ビタミンCの栄養状態を反映する生体指標として、血漿アスコルビン酸濃度、白血球アスコルビン酸濃度、尿中アスコルビン酸排泄量があります。
これらのうち、血漿アスコルビン酸濃度はビタミンCの体内含有を反映する有用性の高い指標とされています。
血漿アスコルビン酸濃度とビタミンCの栄養状態との関係、血漿アスコルビン酸濃度とビタミンC摂取量との関係が調べられているため、血漿アスコルビン酸濃度とビタミンC摂取量との関係を有用な指標として用いることができます。
そこで、血漿アスコルビン酸濃度に基づき、適正なビタミンCの栄養状態を維持できる摂取量として推定平均必要量を設定しました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






