食事摂取基準260 ビタミンC10

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から水溶性ビタミンのビタミンCの過剰摂取の回避の「摂取源となる食品」と「耐容上限量の策定」を紹介します。

〔摂取源となる食品〕
通常の食品で可食部100g当たりのビタミンC含量が100mgを超える食品が少し存在しますが、通常の食品を摂取している人で、過剰摂取による健康被害が発現したという報告は見当たりません。

〔耐容上限量の策定〕
健康な者がビタミンCを過剰に摂取しても消化管からの吸収率が低下して、尿中排泄量が増加することから、ビタミンCは広い摂取範囲で安全と考えられています。したがって、耐容上限量は設定していません。

ただし、腎機能障害を有する者が数gのビタミンCを摂取した条件では、腎蓚酸結石のリスクが高まることが示されています。

ビタミンCの過剰摂取による影響として最も一般的なものは、吐き気、下痢、腹痛といった胃腸への影響です。

1日に3〜4gのアスコルビン酸を与えて下痢を認めた報告があります。

ビタミンCの摂取量と吸収や体外排泄を検討した研究から総合的に考えると、通常の食品から摂取することを基本として、通常の食品以外の食品から1g/日以上の量を摂取することは推奨できません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕