食事摂取基準277 カリウム1

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から多量ミネラルのカリウムの基本的事項の「定義と分類」「機能」「消化、吸収、代謝」を紹介します。

〔定義と分類〕
カリウム(potassium)は原子番号19、元素記号Kのアルカリ金属元素の1つです。

〔機能〕
カリウムは、細胞内液の主要な陽イオンであり、体液の浸透圧を決定する重要な因子です。

また、酸・塩基平衡を維持する作用があります。神経や筋肉の興奮伝導にも寛容しています。

健康な人は、下痢、多量の発汗、利尿剤の服用の場合を除き、カリウム欠乏を起こすことはまずありません。

〔消化、吸収、代謝〕
カリウムの吸収は受動的ですが、回腸や大腸ではカリウムが能動的に消化管内に放出されます。

大腸でカリウムが吸収されるのは、大腸内カリウム濃度が25mEq/L以上のときです。

したがって、重度の下痢では、1日16Lに及ぶ懲役が失われる場合もあるため、血漿カリウム濃度が激減します(低カリウム血症)。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕