「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から多量ミネラルのカリウムの欠乏の回避の「目安量の策定方法」の続きを紹介します。
〔目安量の策定方法〕
*妊婦(目安量)
妊娠期間中に胎児の組織を構築するためにカリウムが必要であり、この必要量を12.5gと推定した報告があります。
これを9か月の間に必要とすると、1日当たりの必要量は46mg/日となります。
この量は通常の食事で十分補えることから、非妊娠児以上にカリウムを摂取する必要はありません。
平成30年・令和元年国民健康・栄養調査における非妊娠時、非授乳時の女性のカリウム摂取量の年齢区分調整済み中央値は、1852mg/日です。
一方、妊娠可能な年齢における非妊娠時の目安量は、2000mg/日です。
これらを考慮して、妊婦の目安量を2000mg/日としました。
*授乳婦(目安量)
平成30年・令和元年国民健康・栄養調査では妊娠可能年齢の女性のカリウム摂取量の年齢区分調整済み中央値は1852mg/日であり、この値はカリウム平衡を維持するのに十分な摂取量であると考えて、丸め処理をして目安量を2000mg/日としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






