「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から多量ミネラルのカリウムの生活習慣病の発症予防の「目標量の策定方法」の続きを紹介します。
〔目標量の策定方法〕
*小児(目標量)
生活習慣病の発症予防との関連について、1〜2歳のカリウム摂取では、摂取量の評価そのものが難しく、我が国における摂取実態の詳細は明らかになっていないなど、目標量を算定する根拠が乏しくなっています。
3〜5歳児については、摂取量の平均値が男児1785mg、女児1676mgと報告があり、この値も考慮して3〜17歳に対して、成人と同じ方法で目標量を算出しました。
なお、算出された目標量よりも現在の平均摂取量が多い場合には、現在の平均摂取量を目標量としました。
WHOのガイドラインでは、成人の目標量をエネルギー必要量で補正していますが、男女で同じ目標量を使用して、小児における性別と年齢区分ごとのエネルギー必要量と成人における性別のエネルギー必要量との比率を乗じると、女児では成人のエネルギー必要量が少なく比率が大きくなるため、算出される値が大きくなります。そのため、参照体重を用いて外挿しました。
*妊婦・授乳婦(目標量)
妊婦・授乳婦については、特に目標量を変える根拠はないことから非妊娠時と同じ値としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






