「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から多量ミネラルのカルシウムの欠乏回避の「目安量の策定方法」を紹介します。
〔目安量の策定方法〕
*乳児(目安量)
乳児については、母乳から必要なカルシウム量を摂取できるとして、母乳中のカルシウム濃度と哺乳量から目安量を算出しました。
0〜5か月児については、日本人を対象とした報告から母乳中のカルシウム濃度を250mg/Lとして、基準哺乳量(0.78L/日)を乗じると195mg/日となり、丸め処理を行って200mg/日を目安量としました。
なお、乳児用調製乳は母乳に近い組成となっていますが、母乳の吸収率が約60%であるのに対して、その吸収率は約27〜47%とやや低いと報告されています。
6か月以降の乳児については、母乳と離乳食、双方に由来するカルシウムを考慮する必要があります。
6〜11か月の哺乳量(0.53L/日)と母乳中のカルシウム濃度の平均値(250mg/L)から計算される母乳由来の摂取量(131mg/日)に、各月齢における離乳食由来のカルシウム摂取量から得られる6〜11か月の摂取量(128mg/日)を足し合わせたカルシウム摂取量は261mg/日となり、丸め処理を行って250mg/日を目安量としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






