「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から多量ミネラルのカルシウムの生活習慣病の発症予防の「主な生活習慣病との関連」を紹介します。
〔主な生活習慣病との関連〕
カルシウムと高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病との間には、特に強い関連は認められていません。
2019年に発表された観察研究のメタ・アナリシスでは、カルシウム摂取量が多いと高血圧発症のリスクがわずかに低かったと報告されています。
介入研究のメタ・アナリシスでは、カルシウム摂取量の平均値は、1200mg/日で、収縮期血圧および拡張期血圧はそれぞれ1.86mmHg、0.99mmHgの低下を示しました。
しかし、別のメタ・アナリシスでは、カルシウム補給によって収縮期血圧は2.5mmHgの低下を認めたものの、カルシウム補給による介入試験は質の良くないものもあり、科学的根拠は十分といえないとの見解が述べられています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






