「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から多量ミネラルのマグネシウムの基本的事項の「定義と分類」、「機能」、「消化、吸収、代謝」を紹介します。
〔定義と分類〕
マグネシウム(magnesium)は原子番号12、元素記号Mgの金属元素の1つです。
マグネシウムは、骨や歯の形成および多くの体内の酵素反応やエネルギー産生に寄与しています。
生体内には約25gのマグネシウムが存在し、その50〜60%は骨に存在します。
〔機能〕
血清中のマグネシウム濃度は、1.8〜2.3mg/dLに維持されており、通常はマグネシウム濃度が低下すると腎臓からのマグネシウムの再吸収が亢進するとともに、骨からマグネシウムが遊離して利用されます。
血清マグネシウム濃度が基準値よりも低下した低マグネシウム血症の症状には、吐き気、嘔吐、眠気、脱力感、筋肉の痙攣、ふるえ、食欲不振があります。
〔消化、吸収、代謝〕
マグネシウムの腸管からの吸収率は40〜60%程度と推定されます。
成人で平均摂取量が約300〜350mg/日の場合は約30〜50%であり、摂取量が少ないと吸収率は上昇します。
4〜8歳のアメリカ人の小児では、摂取量が約200mg/日の場合、マグネシウムの吸収率は約60〜70%でした。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






