「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの亜鉛の基本的事項の「消化、吸収、代謝」を紹介します。
〔消化、吸収、代謝〕
亜鉛の恒常性は、亜鉛トランスポーターによる亜鉛の細胞内外への輸送とメタロチオネインによる貯蔵によって維持されます。
小腸では、小腸上皮細胞刷子縁膜に存在する亜鉛トランスポーターであるZrt-,Irt-like protein(ZIP)4と側底膜に存在するZn transporter(ZNT)1によって、食事由来の2価亜鉛イオンが吸収されます。
腸管吸収率は亜鉛摂取量に伴って変動します。
亜鉛の尿中排泄量は少なく、体内亜鉛の損失は、小腸上皮細胞の剥離、膵液や胆汁の分泌などに伴う糞便への排泄、発汗と皮膚の剥離、精液または月経分泌物への逸脱が主なものになります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






