「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルのマンガンの欠乏回避の「目安量の策定方法」を紹介します。
〔目安量の策定方法〕
*成人・高齢者(目安量)
マンガンの摂取不足に伴い健康障害の報告が見当たらないことから、現在の日本人のマンガン摂取に問題はないと判断できます。
日本各地に居住する1〜79歳の日本人4450名を対象にして、8日間の食事記録に基づいてマンガン摂取量を算定した報告が存在します。
この報告では、18歳以上の成人の年齢階級別マンガン摂取量の中央値は、男性3.5〜4.6mg/日、女性2.8〜3.9mg/日と示されています。
これらの中で、最も小さな値である30〜49歳の男性と18〜29歳の女性のマンガン摂取量の中央値3.5mg/日と2.8mg/日を丸め、3.5mg/日(男性)と3.0mg/日(女性)を18歳以上の目安量としました。
なお、アメリカ・カナダの食事摂取基準は成人男性の目安量をそれぞれ2.3mg/日と1.8mg/日、EFSAは18歳以上のすべての成人の目安量を3.0mg/日としています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






