「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルのセレンの基本的事項の「消化、吸収、代謝」を紹介します。
〔消化、吸収、代謝〕
食品中のセレンの大半はたんぱく質に結合したセレノメチオニンであり、次いでセレノプロテインに由来するセレノシスチンです。
これらの含セレンアミノ酸は消化に伴って遊離して、ほとんどが吸収されます。尿中セレン濃度はセレン摂取量と強く相関します。
血漿または血清セレン濃度もセレン摂取量と相関します。
世界13地域のセレン摂取量と血清セレン濃度の一覧を用いると、セレン摂取量(μg/日:Y)と血清セレン濃度(μg/L:X)との間には、一定の範囲で回帰式〔Y=0.672X+2(相関係数=0.91)〕が得られます。
したがって、個人または集団の平均的なセレン摂取量は、尿中セレン濃度、血漿または血清セレン濃度から推定することができます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






