食事摂取基準426 高血圧18

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連について説明しています。その中の高血圧と特に関連の深い栄養素について「栄養素の複合的な摂取」を紹介します。

〔栄養素の複合的な摂取〕
単独では血圧低下効果が低い栄養素でも、組み合わせて摂取することによって大きな血圧低下効果を示すと考えられます。

野菜、果物、低脂肪乳製品が豊富である食事パターンであるDASH食パターンは、飽和脂肪酸と食事性コレステロールが少なく、カリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維が多くなっていますが、大きな血圧低下効果のエビデンスがあり、多くの高血圧治療ガイドラインで取り上げられています。

DASH食パターンは、さらに減塩と組み合わせることによって相乗的な作用を有しています。

また、介入試験のメタ・アナリシスは、ナトリウム摂取量2400mg/日以上(食塩相当量6g)および50歳未満において、DASH食による血圧低下効果がより高いことを示しました。

ただし、この食事パターンは米国の食事を想定して作られており、我が国における同様の食事パターンの確率は不十分です。

類似の食事パターンとして地中海食があり、介入試験のメタ・アナリシスで血圧低下効果が示されています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕