〔2026/3/10〕
これまで進めてきたことを、そのまま続けていたら、進歩がないのではないか、常に前進をしていないと何か事(思いもしないトラブルの発生)があったときに、対応することができず、自分だけでなく、これまで関わってきた人、これから深く関わっていこうとしている人に迷惑をかけることになる、という考え方をしています。
右往左往することなく、前進を続けるためには、少しでも推進力があって、速度調整、方向転換ができるようにしておくことが重要との認識です。
立ち止まって振り返ることはあっても、ずっと止まっていたら、事があったときに、そのまま攻撃を受けて、沈没しかねないという危機感を常に抱いていました。
そのための実践は、余裕(心身、パワー)があるときの実証で、これは小さな試行錯誤ではなく、実証試験として、これまでの結果と、これからの目標を組み合わせた“邁進”です。
その一例としてあげられることがあるのは、ウーブン・シティ(Woven City)で、トヨタが静岡県裾野市に建設した(2025年9月25日に街びらき)「未来の実験都市」の実証実験の場です。
Wovenは、織り込まれた、計画が練られたという意味で、トヨタの始業の豊田自動織機をイメージさせる言葉として採用されました。
他の地域では、自動運転、物流、環境、エネルギーと、別々の取り組みで各地に広がっています。
岡山では一カ所で該当する地域は見当たらないとしても、複数の地域で共通する社会課題に対して、同じ視線で対応することを考える人が集まり、実際に暮らす中で、新たな世界に踏み出すことができると認識しています。
その例としているのは、真庭市の蒜山に代表される高原地域、岡山市北区の丸の内(岡山城の周辺)地域、そして、岡山市から倉敷市の広大な平地(吉備の穴海の跡)の特徴を活かした連携です。
条件が異なっていて、一つだけでは“帯に短し襷に長し”(中途半端?)と評されることであっても、それぞれの強みと弱点を見極めて、足りないところがあれば他のものをつなぐ、上手に組み合わせることによって充分に力を発揮させることができます。
今回のお題の「Woven Town」は、“実証の街”を表しています。
一つひとつの成功事例を生み出していくことと同時に、これを組み合わせて新たな世界を作り出していくことも同時に進めていくことが実証の重要ポイントです。
それができるのは同じ方向を見て、一緒に考え続けられる関係人口(第2の住民)が集まっていればこそです。
弱点(S:Short、Small)と強み(L:Long、Large)を融合(Merges)させていくために、見ているのが同じ方向なのか、同じ結果を目指しているのかを確認して、力強く踏み出す機会が、ここにあると認識しています。
〔小林正人〕






