SML 12 記念日イベントの活用

〔2026/4/3〕
「記念日は一過性のもの」と言われることがあるのは、その日に心待ちにしたPR活動を行っても、翌日には過去の日になってしまうからで、日が経つたびに古いネタとなってしまう宿命があります。
これは情報発信をするメディア側にいる人間にとっては良いこと(少なくとも悪くはない)ではあっても、メディアの口車に乗って(?)仕掛けをした業界の人間にとっては面白い状態ではありません。

記念日をイベントのメインとして、業界全体を継続的に盛り上げていこうというのは、記念日を考える本来の姿ですが、それが発揮された代表として今も語り継がれているのは「納豆の日」です。
多くの人の想像どおりで、その日は7月10日(なっとう)です。
仕掛けをしたのは全国納豆協同組合連合会で、その全国PRは、今では納豆PRセンターのWebサイトでの展開が主となっています。仕掛けをし続けなくても販売が継続することを目指していたので、現在の形は狙いどおりの結果です。

販売数が大きく増えることはなくても急落するようなことはない、というのは食品業界ではありがたい結果で、そのためには特定の食品の健康効果が浸透するほどのメディアでの仕掛けと実際の販売数の上昇が重要となります。

納豆の全国PRの仕事が持ちかけられたのは、加工食品のマーケティングの概要的な(ザラッとした)打ち合わせのときに、参加者の1人が私が全国キー局のテレビ番組の記念日コーナー(きょうは何の日)の食に関する情報を提供していたことを知っていて、それを参加者の何人かに伝えたことがきっかけでした。

記念日コーナーの話は、話題の一つ(小ネタ)でしかなかったのですが、その裏には行政や食品業界、流通業界などを巻き込んだ仕掛けがあったことが知られることになり、納豆の日の記念日イベントと全国PR、これを活用した広報活動の話がトントン拍子で進みました。

今でこそ記念日は、すべての日に存在していて(1日に複数の記念日ある日も)、日本メディカルダイエット支援機構のホームページの最新情報では食と健康に関わる記念日だけを取り上げても発信続けることができています。
メディアから流通業界を巻き込んでの販売促進の手法は、納豆から豆腐、豆乳へと広がり、他の食品業界でも同じ手法が今も使われています。
〔小林正人〕