発達特性25 モノクロ対応の工夫

感覚過敏の一つの視覚過敏があって、色彩に対して過敏に反応する子どもには、モノクロ(白黒)でコピーして、それを使うことで見やすくする方法が使われます。

ただし、モノクロにすると、色の濃いところが黒くなり、どこに注目したらよいのかがわからなくなるという難点があります。

そのままモノクロのコピーをするのではなく、色の濃さを調整して、モノクロとして見やすくする工夫が必要になります。

できることであれば、パソコンを使用して、新たに作り直すことがすすめられます。

モノクロでは注目するところがわかりにくくなることから、重要なポイントはカラーペン(マーカー)を使用して、目立つようにする工夫も必要になってきます。

ただし、視覚過敏の場合には使用される色によって拒否反応が起こりやすいため、それぞれの子どもにとって過敏な反応が起こらない色を確かめてから使用する配慮も大切になってきます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕