水と健康8 お茶でカリウムを補給

細胞は、内部にカリウムが多く、外部にはナトリウムが多いというミネラルバランスのときに、もっとも代謝がよく、機能が発揮されやすくなっています。細胞内で化学反応が起こるときには、カリウムが使われます。

そして、細胞内のカリウムが減少したときに、細胞の外部にカリウムが豊富にあれば、細胞内にカリウムを取り込んで元の状態に戻ることができます。

ところが、細胞の外部にカリウムが少ないと、カリウムの代わりにナトリウムが取り込まれてしまい、ミネラルバランスが崩れて細胞の機能が低下します。また、カリウムもナトリウムも水分に溶け込んで細胞に取り込まれています。

ナトリウムは余分に水分を取り込ませる作用があるために、ナトリウムが多い状態、もしくはカリウムが少ない状態では細胞が水ぶくれ状態になりやすく、これによっても機能が低下してしまいます。

カリウムは野菜に多く含まれていますが、茶葉にも豊富に含まれ、お茶を飲むことで取り入れることができます。水分とともにカリウムを補って、細胞の働きを正常に保つためには、お茶で水分を摂ることも効果があります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕