自宅で便秘を解消できるタイプ別の入浴法があります。
弛緩性便秘と直腸性便秘では、腸の働きを活発にすることが大切なので、副交感神経の働きを高めるために、40℃前後のぬるめのお湯での入浴が適しています。
身体が充分に温まったら、お湯の中で腹部のおへそを中心に、右から左へ時計回りに「の」の字を書くように、手のひらでゆっくり5~10分間マッサージします。お湯の中で腹部をふくらませたり、へこませたりする腹筋運動を10~20回行うのも効果的です。
痙攣性便秘は、腸の緊張が強すぎるので、リラックスできるように、好きな香りのハーブや入浴剤を入れて、ぬるめのお湯で半身浴をします。しばらく使った後に追い炊きして、お湯の温度を徐々に上げて42℃くらいで止め、3~5分ほどつかります。
お湯から上がって少し休息し、腸の緊張を解消するために、42℃のシャワーを腹部にあてながら、「の」の字を書くようにマッサージするのもよいでしょう。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕