学びの伴歩28 健康になる講師

「健康になるボランティア」という考えから寄り添っていく学びについて前回(学びの伴歩27)紹介しました。

健康であることは誰もが(多くの人が?)望むことであり、健康になる方法は、学びの場にいるなら生徒(学ぶ側)も講師(教える側)も知っておきたいこと、できることなら実践法も身につけたいことと認識されています。

受講者のために健康の話をしているのに、その反応は受講者を支えるスタッフ、講師のほうが関心が高い、具体的な方法を求める声が強いというのは、よくあることです。その要望を受けて、講習の仕組みや内容が変わってきたこともあります。

中には、講師とスタッフに健康を維持して、継続的に授業を続けるようにしてほしいということで、生徒に健康の話をすることをオーナーから求められたこともあります。

健康でいてほしいと押し付けのように講師などに講習をすると反発されることがあるのですが、講師などから学びたいという声が出るのを期待して、わざわざ生徒に健康の話をするということです。

それが通じないこともあって(期待どおりに講師などが反応してくれない)、なかなか健康であることと学びの支援が一致しないこともあります。しかし、健康状態を維持しなければ、長く継続する“学びの伴歩”は期待することはできません。

長く続いてこそ“学びの伴歩”は理想に近づいていくということを考えると、「健康になる講師」という考え方と、そのための具体的な方法の提供と、その学ぶ機会の提供は重要なことになります。

学ぶことの重要性を伝えていくには、教える側も学ぶことが重要であり、その一つとして健康について学ぶことが「健康になる講師」を現実化させることになると認識しています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕