尿酸の結晶化を防ぎ、尿路結石や痛風腎を予防するためには、尿量を増やすことと、尿のpHをアルカリ性に保つことが重要になります。
1)尿量を増やす
1日の尿量が2リットル以上となるように、充分に水分を摂るようにします。尿量を増やし、尿中の尿酸を薄めて尿酸の結晶化を防ぎ、尿酸を排泄させることができます。
ただし、ジュース、炭酸飲料や砂糖入りのコーヒーなどを多く摂ると、エネルギー量が過剰になります。水分は水、お茶、ウーロン茶、砂糖抜きのコーヒー、紅茶などで摂るようにします。また、尿路結石を合併している場合には、ビールで尿量を増やそうとするのは逆効果になります。
2)野菜、海藻をたっぷりと摂る
尿中に尿酸が増加すると、尿のpHが酸性に傾き、尿酸が結晶化しやすくなります。尿のpHをアルカリ性に保つために、野菜・海藻をたっぷりと食べることが有効となります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕