マネージャーというと組織の管理者を指しているのですが、高校野球をはじめとした学生スポーツのマネージャーのイメージもあって、メインの活動のお手伝いといった感覚で捉えられることが多いようです。
もう一つマネージャーのイメージとして抱かれることが多いのは、芸能界のマネージャーで、歌手やタレントについて何でもこなす役割という感じがあります。まるで雑用係(?)といった立場で、苦労して地位を築き上げてきた歌手などよりも、もっと苦労させられることがあります。
これはイメージというよりも実際にあることで、歌手などであれば苦(苦労)の先に楽が待っているということがあっても、マネージャーは苦労して有名にさせたら別の歌手などの担当になって、ずっと苦労が続くだけということも少なくありません。
私が経験したのはマネージャーであっても、もともとのマネージャーを支えるマネージャーのマネージャーという感じで、マネジメント(management)が主な仕事でした。
マネジメントをした2人のマネージャーは、台湾出身の有名な女性歌手を担当していました。私の恩人である大手広告代理店出身のテレビ企画者が日本に連れてきた関係もあって、本来のマネジャー(manager)の役割をしていました。
これは“使い捨て”のマネージャーではないということで、あえてマネジャーという海外の方々が普通に使っている言葉に近い発音にしていました。
本体の意味は、組織を管理して、目標達成に向けて責任を負う管理職のことで、この経験は先々の楽につながりました。このことからマネー(money)を連想させるマネジャーでもあるのですが、あくまで「金よりも経験」ということで、自業苦(じごく)を業苦楽(ごくらく)にすることができたと思っています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕