IT分野は発達障害者の活躍の場として期待されていることを前回紹介しました。
その活躍の場は、会社内だけでなく、サテライトや自宅でも実施できる内容も増えていて、モニター、PR、コンテンツ作成、企画提案などは今後も拡大していく業種とされています。
この中から好きなこと、興味があることを仕事にしていくこともIT分野を活用することで可能となりつつあります。
発達障害者の人材活用は、IT分野そのものに限ったことではなく、将来的に人材不足となることが明らかな医療・福祉分野のIT部門にも期待されています。
2040年には超高齢社会に対応するために、全労働人口の20%が医療と福祉の分野で働く必要があるとされています。医療も福祉も専門分野すぎることから、資格が必要な業種です。
資格がないことには働きようがないと思われがちですが、今でも食事、清掃、事務や医療コンシェルジュのような周辺サービスで活躍している人はたくさんいます。
こういった職種にも公的資格や業界団体などが発行している民間資格もあります。これらの資格がなくても、その世界のIT分野なら働き場とすることができます。
実際の現場仕事だけでなく、商品・サービス開発、商品流通、情報提供など、これらの周辺事業を的確に実施するためにはIT化が必要であり、その人材を担うことも期待されているのです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕