日々修行365 新たな“学びの伴歩”

「学びの伴歩」については、日々修行の連載コラムだけでなく、日本メディカルダイエット支援機構のホームページの最新情報の中でも何度も取り上げてきました。「学びの伴歩」のコラムは今も続いていて、できることなら、このホームページが続く限りは週に1回は書いていきたい意向です。

「学びの伴歩」の考えは、岡山自主夜間中学校との出会いがきっかけとなっています。私は月に1回(土曜日)、授業の一つとして栄養に関わる話をさせてもらっているだけですが、岡山自主夜間中学校の継続のために、自分ができることを支援していきたいと、知り合いに支援を依頼しています。

夜間中学校は岡山では今年(2025年)4月から公立でも実施されていますが、学べる人の条件もあって、自主夜間中学校との両輪で進めていくことで、「誰一人置き去りにしない教育」が実現できると認識しています。

岡山自主夜間中学校は授業料も教材も無料で、講師も無償、講師は交通費も自腹で、ボランティアスタッフは無償だけでなく、会費を支払って参加しています。また、運営は完全に寄付だけで成り立たせています。寄付だけということは、寄付が少ないときには、どこかに、誰かに負担がかかることになります。

これを一つの活動だけで補っていくことは大変だと感じて、同じ学びの機会を設けて、社会課題の解決に取り組もうとしている団体・グループと連携して、取り組んでいこう考え、私が代表の別の特定非営利活動法人(NPO法人)の事業目的を一部変更することにしました。

その法人はセカンドステージ連盟で、初めは働く人の次なる活躍の場(セカンドステージ)の構築を目的にしていたのですが、どの世代(子ども、働く人、高齢者)も他の世代に影響を与え、また影響を与えられるということから、全世代を支援対象としました。

そして、時間に余裕がある人(中心は60〜74歳)が活躍できる場を組み合わせることを考えて、前回(日々修行364)で触れた岡山セカンドステージ大学(仮称)との協働を検討しています。

これと合わせて、日本メディカルダイエット支援機構の研究に基づいた個別の健康づくり支援を手掛ける「健康デザイン」、発達障害児の支援(中でも他の支援では歩みが遅い学習障害支援)を進めていくことで、継続する仕組みを構築していきます。

その考えの根幹となっているのは前々回(日々修行363)のお題の「ON送り」です。

学びたいと願う人に対して、寄り添い、応援していく「学びの伴歩」を実現させるためには、その仕組みを継続させるための伴歩が必要であり、それも含めた「新たな“学びの伴歩”」に取り組んでいきます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕