黒歴史というのは、「なかったことにしたいこと」や「なかったことにされていること」を意味するために使われていて、そこから転じて「自分自身の他人に触れられたくないこと」や「自分でも恥ずかしく思う自分の過去のこと」を指しています。
語源となったのは、実はアニメの機動戦士ガンダムの「忘れ去られた宇宙戦争」に登場した言葉であったという話は、どうでもいいことだと言われるほど「黒歴史」は当たり前の用語として使われるようになっています。
そのうち広辞苑に掲載されるのではないかと期待される用語の一つにあげられるようにもなっているのですが、この連載コラムのタイトルの「負の歴史」は黒歴史と似ているような印象があっても、まったく違っています(と思っています)。
黒歴史というと、今では自らのキャラクラーやプロフィールの一つとして、いわば堂々と語られることもあるのでしょうが、どちらかといったら隠しておきたいことです。他人の黒歴史を暴くことは、ゴシップの世界です。
それに対して、負の歴史は他人の歴史ではあっても、自分も関わったこと(場合によっては関わらざるを得なかった、引きずり込まれてしまったこと)で、自分の戒め、知人に対して忠告しておきたいとして、あえて表に出すことを指しています。
自分が関わったこと、自分が主体のことではないとしても、それを表に出すのは(あまり多くの人は見ていないサイトのコーナーであっても)、それなりの気を使った書き方になるのは仕方がないことです。
それを承知して書くので、それを承知して少し構えた感じで読んでもらえればと思っています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕