同じことであっても言い方によって、よいことのように感じさせることがあります。「よいことのように」どころか、悪いことを、まるで逆のことに伝えることもあって、そんな迷惑に苦しむことは何度となく経験してきました。
東京にいたときには、メディアでも団体仕事でも、公式見解が正しいこと(白歴史)であって、実際には黒歴史と呼んで間違いがないことも“黒を白に言い包める”ことは避けようにも避けられないことがありました。
「言い包める」は「いいくるめる」と読みます。包(くる)めるは、包み込む、まとめる、誤魔化すといった意味があって、全体をまとめることは「ひっくるめる」という表現がされています。
言い包めるは、都合の悪いことを良いことのように言葉巧みに信用させることで、事実を知っている人が徐々に減ってくると、実際にあったことを都合がよいように言い換えていく人は相当数います。
都合のよいように少しだけ湾曲させる、都合よく導いていくというのは、当たり前のようにあることですが、中には事実を逆転させてしまう人もいます。
事の始まりと結果は同じであっても、悪い結果になったのは、どちらのせいなのかわかりにくいことは捻じ曲げられて伝えられるのは、東京にいたときも、岡山に移住してきてから3年ほどは、よくやられていました。
誰しも(とは限らないかもしれませんが)、自分にとって恥になること、マイナスになることは隠したいという気持ちがあって、隠すだけではなくて中身を逆転させて、プラスにしてしまうという気持ちになることは仕方がないことかもしれません。
気持ちになることと、実際にすることでは大違いだとは思うのですが、少しも違っていないと考える人もいます。そんな人がいて、私だけでなくて、多くの人が迷惑を被っているから、「負の歴史」なるコラムを書くようになりました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕