その人の大事な時間を奪うような行為というと、仕事をさせて報酬を支払わなかった、大きく減額させたということだけでなく、約束をすっぽかす、約束した時間に遅れていくということもあげられます。
他にも、中止することがわかってもすぐに連絡しない、遅れる連絡をしない、約束した時間より早く切り上げられる、といったこともあります。
さらに1対1での話の予定だったのに他の人が同席して充分な話ができなかった、事前に資料に目を通していくということだったので資料を送ったのに見ていなかったということもあり、このようなことは何度も経験しています。
携帯電話や通信アプリがなかった時代ならまだしも、今の時代に時間に関しての約束を違えて、他人の大事な時間を奪うことをしなくてもよいはずなのに、そんなことを繰り返す人、そのことをそんなには悪いとは思っていない人は少なからず存在しています。
もっと困った人は、同じ「待たせる」でも約束時間ではなくて、仕事を振っておいて、もしくは途中までやらせておいて途中から連絡が来なくなる、こちらから連絡をしても返事がなくなるといったことで、続けるのか止めるのかだけでも連絡をしてほしいのに、その連絡も来なくなるという人もいます。
その間の時間に仕事や作業はしていなかったとしても、待たされている間は泥棒をされている時間となります。他のことをして時間を効率的に使えばよかったのではないか、と言われることもあるのですが、他に用件がない時間と待たされている時間では、もしも仕事をしていたとしても気持ちも効率も違ってきます。
途絶える前の用件にかかった時間だけでなく、それに待たされている間の時間の重要性を伝えても、ほとんどの時間泥棒はピンときていないというのが実情です。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕






