「表町学」のテーマで書き残すことを知人にメールで伝えたときに、初めに言われたのは「表の町学(まちがく)ということは裏もあるのか」ということでした。
切るのは表と町学ではなくて、表町(おもてちょう)と学(がく)で、それをくっつけた造語だと説明したら、いきなり彼は表町のネット検索を始めました。スマホを使って簡単の検索ができる時代の、これはよいことなのか、よくないことなのか。
表町は、都市の主要な通りに面している人通りが多い賑やかな町というのが一般的な説明で、表町は国内の15都市で使われているようです(検索結果では)。
表町の読み方は「おもてまち」のほうが多くて「おもてちょう」は少数派です。
ところが、表町商店街となると「おもてちょう」は一つだけで、岡山市だけが検索で出てきました。
表町商店街は、岡山城の城下町として始まった420年以上の歴史がある県内最大の商店街で、全天候型の南北総延長1.4km以上のアーケード付き商店街(300店舗以上)は、あまりにも有名です。
北端には岡山シンフォニーホールがあり、南端の先には岡山芸術創造劇場ハレノワ(中国・四国地方で唯一の大・中・小の劇場)があって、県内随一の文化発信地域ともなっています。
アーケード街の中央部には100年の歴史がある天満屋岡山本店が面していて、その周辺には100年を超える歴史のある老舗の宝飾店や文具店などもあり、歴史と文化、先端の情報が得られる場という特性があります。
表町商店街の店舗や活動に少しだけ関わらせてもらう中で、さまざまな人との出会い(表町の方々、岡山市内、岡山県内、県外)があり、これは学びの機会が押し寄せてくるであろうことを感じています。
学びがあるたびのアップにするつもりなので、定期的な連載、目標本数を決めての掲載とは異なることになるかと思います。
「不定期連載:表町での学び」ということになるのでしょうが、これから表町で学ぶこと、すでに学んだことに加えて、これが重要なことになると思っているのが「表町での学びを活かす」活動です。
次回(表町学2)は、表町商店街と、その地域での活動による学びについて書いていきます。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕






