お役所で使われている言葉は、本来ならお役人が正しい使い方をしていて、そのサービスを受ける人が間違っているということが起こるのが普通かと思っていたら、案外とそうでもないことがわかって、それをメモしていました。
それなりの数が集まってきたので、ここに書いてみました。
そのきっかけになったのは、続柄です。窓口のお役人が書類の記入欄を指して、「ぞくがら」を書くように催促してきたのですが、「つづきがら」を書けばよいのかと聞いたら、「ぞくがらです」との反応。
こんなことを言い合っても仕方がないので、お役所の読み間違い、言い間違いを、どこかで書こうと思っていました。
続柄 ×ぞくがら ○つづきがら
出納 ×しゅつのう ○すいとう
重複 ×じゅうふく ○ちょうふく
早急 ×そうきゅう ○さっきゅう
貼付 ×てんぷ ○ちょうふ
代替 ×だいかえ ○だいたい
割愛 ×わりあい ○かつあい
役務 ×やくむ ○えきむ
嫌悪 ×けんあく ○けんお
礼賛 ×れいさん ○らいさん
この他にもメモの中から抜き出したのは、以下の3つです。
御用達 ×ごようたつ ○ごようたし
一世一代 ×いっせいいちだい ○いっせいちだい
職人気質 ×しょくにんきしつ ○しょくにんかたぎ
気質(きしつ)は生まれもった性格なので、職人の技術に自信と誇りを持って、納得のいくまで実直に仕事に取り組む特有の性質(職人気質)とは相容れないところです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






