食事摂取基準256 ビタミンC6

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から水溶性ビタミンのビタミンCの欠乏回避の「推定平均必要量、推奨量の策定方法」を紹介します。

〔推定平均必要量、推奨量の策定方法〕
*成人(推定平均必要量、推奨量)
血漿アスコルビン酸濃度を50μmol/Lに維持すれば、体内飽和に近くなり、不足になるリスクが低い良好なビタミンCの栄養状態に維持することができると考えられます。

ビタミンC摂取量と血漿アスコルビン酸濃度との関係を報告した介入研究において、血漿アスコルビン酸濃度を50μmol/Lに維持する成人の摂取量は70〜90mg/日であり、その摂取量における血漿アスコルビン酸濃度の個人差は小さくなっています。

また、観察研究によってビタミンC摂取量と血漿アスコルビン酸濃度との関係を報告した36の論文(対象は15〜96歳)のメタ・アナリシスを用いると、血漿アスコルビン酸濃度を50μmol/Lに維持する成人の摂取量は83mg/日です。

そこで、丸め処理を行い、80mg/日を推定平均必要量としました。

推奨量は、推定平均必要量に推奨量算定係数1.2を乗じて、これを丸めて100mg/日としました。参考としたデータが男女の区別なくまとめられていたため、男女差を考慮しないこととしました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕