食事摂取基準273 ナトリウム12

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から多量ミネラルのナトリウムの生活習慣病の発症予防の「目標量の策定方法」の続きを紹介します。

〔目標量の策定方法〕
*小児(目標量)
2012年のWHOのガイドラインでは、小児に対しては、成人の値(5g/日未満)をエネルギー必要量に応じて修正して用いることとしています。

しかし、女子ではエネルギー必要量が少ないために、算出される値が大きくなります。そのため、カリウム(後述)と同様に、男女ともに参照体重を用いて外挿しました。

まず、WHOの提案する5g/日未満を、目標量算出のための参照値としました。

次に、成人(18歳以上・男女)における参照体重(58.6kg)と性別および年齢区分ごとの参照体重を用いて、その体重比の0.75乗を用いて体表面積を推定する方法によって外挿して、性別および年齢区分ごとに目標量を算定しました。

具体的には、「5g/日×(性別および年齢区分ごとの参照体重kg÷58.6kg)」としました。

次に、この方法で算出された値と現在の摂取量の中央値(平成30年・令和元年国民健康・栄養調査)の中間値を小児の目標としました。

*妊婦・授乳婦(目標量)
妊婦・授乳婦については、特に目標量を変える根拠はないことから、非妊娠時と同じ値としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕