負の歴史31 血液サラサラの負の部分

閃輝暗点(せんきあんてん)の改善に少しでも役立つなら、ということで出してもらっているエパデールは、血液サラサラの医薬品の代表的なEPA製剤(というつもりで使い続けているもの)です。

原材料はマグロの部位の一部分の油で、これを製薬会社が高純度のEPA(エイコサペンタエン酸)にしています。

EPAが豊富に含まれた青背魚を食べ続けることで血液サラサラ効果によって脂質異常症を改善しようという研究を入院患者に対して実施したのは、私の臨床栄養の師匠です。それだけでも出血があった場合に止まりにくくなることを日本臨床栄養協会で発表していました。これは“負”の部分です。

EPA製剤の基礎研究は、私が長く付き合ってきた大学教授で、日本臨床栄養学会の理事を務めていた循環器の専門医が担当しました。EPA製剤は末梢血流をよくすることを突き止めて、これが複数の疾患の改善に使えることを発表していました。

両先生のおかげで、エパデールを使い続けることができていますが、自分にとっては良いことなのか、そうではないのかわからなくなるようなことを体験しています。

エパデールは中性脂肪の合成を抑えて、肝臓での脂質生成を抑制することで血中の脂質を改善する作用があります。

そのために、体脂肪が増えにくくなり、簡単にいうと太りにくく、やせやすくなります。糖尿病の治療薬をダイエットのために使うことが問題となっているのと、どこが違うのかという感覚があることが一つです。

メディカルダイエットという食事と運動の組み合わせによる体脂肪コントロールを研究しているのに、実際のところは医薬品でダイエットしているのではないか、と言われないのかと、それが気になって、エパデールはダイエット用ではないと断言するようにしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕