「お客様は神様です」の金言が今でも伝えられる国民的歌手の三波春夫さんのことは幼い頃から長らく記憶から離れていたのですが、それを思い出すことになったのは新潟県柏崎市から上京したときのことです。
大学の保証人になってくれた東京在住の遠い親戚に会い、暮らすところとなる住所を知らせたときに、「チャンチキ通りの近くだね」と言われました。チャンチキといえば三波春夫さんの歌手デビュー曲にして大ヒット曲の「チャンチキおけさ」を思い浮かべたものの、そのときには似たような名前の通りがあるのかな、と感じた程度でした。
上京して初めて住んだのは、中野区江古田で、再び親戚の方に会ったときにチャンチキ通りは江古田通りのことで、その途中に大豪邸があって、それが三波春夫さんの家族が暮らす家だということを知りました。
近所の方に聞いたら、歩いて行けるところだということで、入学式の前に見に行きました。そのときに驚いたのは、観光バスが近くに泊まっていて、東京の名所の一つ(物好きな人だけ?)になっていることも知りました。
近所の方には、三波邸ではなくてチャンチキ屋敷と呼ばれていて、当時はタクシーに乗って、チャンチキ通りに行ってほしいと告げると、間違わずに行くだけでなくて、「チャンチキ屋敷の手前か先か」と聞かれるくらいでした。
このときのことを後に三波春夫さんに直接話す機会がありましたが、それは三波春夫さんが著者の書籍『歌藝の天地』(PHP研究所刊)の編集の手伝いをした1984年のことでした。
その書籍の中には「お客様は神様です」の本当の意味についても書かれていましたが、これについては、金言の心理72「お客様は神様です」3で紹介させてもらっています。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕






