負の歴史34 緑茶のカテキンの負の部分

色が濃ければ抗酸化力が強いわけではないという例外について、前回(負の歴史33)は緑茶について簡単に触れて終わりました。

緑茶の抗酸化成分はカテキンです。カテキンは緑茶に含まれる渋み成分のポリフェノールですが、カテキンの有効性が知られるようになってきたときに、タンニンと同じものだということを言い出す専門家(医師や栄養士など)がいて、消費者を混乱させることがありました。

タンニンは酸化しやすくて、タンパク質を凝固させる作用があるために、身体に悪影響を与えるという情報が伝えられていました。カテキンは強い抗酸化力があってカラダによいという情報があるのに、タンニンはカラダを酸化させるということになると、どちらを信じればよいのかという疑問が多く寄せられました。

タンニンはカテキンが酸化したもので、イコールではありません。抗酸化力が強いのに、酸化させるというのは一見すると逆のことを言っているように感じるかもしれないのですが、抗酸化力が強いものは酸化しやすいということは理解しにくいことではあります。

抗酸化成分は、実は酸化しやすくて、体内で酸化することによって活性酸素を消去してくれます。このことは健康維持には重要な仕組みではあるものの、酸化してよいのは身体に入ってからで、それによって、細胞が酸化するのを防いでくれます。

抗酸化物質は酸化しやすいわけですが、一般の食品に含まれる成分の中でも抗酸化力が最も強いのがカテキンです。

茶葉は乾燥している状態では酸化は進みにくいものの、お湯を注ぐと急速に酸化が進みます。だから、お湯を注いでから短時間のうち飲むと、体内で活性酸素を消去してくれるものの、お湯を注いでから時間を経過するにつれて茶葉が酸化していきます。

お湯を注いでから30分もすると、完全に酸化した状態になることから、時間が経過した茶葉を使うのは、身体を酸化させることになってしまうということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕