食の不都合な真実26 ポストハーベストの不安

輸入される食品に残留する農薬は大きく2つに分けられています。

その1つは栽培の段階で使われる農薬ですが、これは残留しにくいものです。残留しやすいのは、プレハーベストと呼ばれる収穫直前に使われる除草剤などです。

これに対して残留の危険性が言われ続けてきたのがポストハーベストで、収穫後に使われる農薬を指しています。ポストは後、ハーベストは収穫を指します。

日本ではポストハーベスト農薬は認められていませんが、海外から輸入される農作物にはポストハーベスト農薬が使われます。これは輸送中にカビの発生や腐敗を防止するための防カビ剤です。防カビ剤というと食品中に残ることがあるため、食品添加物に分類されています。

食品添加物といっても材料は農薬で、しかもカビは根を張るため、そこまで届くように浸透性が高い農薬が使われます。収穫後のバナナは防カビ剤の農薬のプールに浸けてから出荷されます。

農薬が残留するといっても、皮にだけ残るものであり、皮を剥いて食べるから問題はないと言われることもあるのですが、軸と先の穴から通過しているので、この部分は食べてはいけない部分なのです。

このことがあまり知られていないのは、バナナには防カビ剤の表示が免除されているのが原因です。バナナに使われている防カビ剤はフルジオキソニルといって、肝臓や腎臓への影響が指摘されています。

防カビ剤として農薬が使われる輸入食品は、他には小麦や大豆があげられます。ともに外皮は薄いので、使用した農薬、使用量によっては浸透しています。

小麦の場合には、加工部位によって特等粉、1等粉、2等粉、3等粉に分けられていて、等級が高いものほど内側の糖質が多く、たんぱく質が少なくなっています。

最も内側の特等粉はカステラや高級パンなど、1等粉はパスタなど、2等粉は一般のパンなど、そして外側の3等粉は安いパンなどに使われるもので、入札があって価格が低いものが使われる学校給食用のパンから残留農薬が検出されるというのが実情です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕