どちらの反応をするかの二者択一ではなく、両方の感情の折り合いをつけて、自然の破壊が進みすぎないようにしながらも便利さと快適さを追求するという選択がなされてきたことは過去の歴史からも明らかなことです。
経済を営む環境が無限なのか有限を考察する用語として、カウボーイ型経済と宇宙飛行士型経済が使われます。
これはアメリカの経済学者のケネス・ボールディングが1966年に用いた言葉で、カウボーイ型経済は、広大な土地にいるカウボーイのように、「あたかも資源や環境の制約がないかのように、好きなだけ自然資源をはかし、消費の最大化を目指す経済」を指します。
これに対して宇宙飛行士型経済は、前出のように地球を宇宙船と考えたもので、宇宙船にいるように「限られた生態系やシステムの内にいることを理解した上で営む経済」と指しています。
経済を支える生態系や使用できる資源、排出できる廃棄物などには限界があると考えて行動する宇宙飛行士型経済は、ブルーエコノミーの思考と合致した、これからの経済活動を考えていく重要なスタートポイントとなることです。
〔小林正人〕






