水活の思考10 人間の治癒力の回復1

自然の中で誕生して、その中で進化してきた人間にとっては自然そのままの中で暮らすことが理想であったとしても、そこから離れて、便利で効率的な社会を進めてきた人類にとっては、元の0(ゼロ)の世界に戻ることは不可能と言えます。

0%か100%かの両極端の選択ではなく、自然が破壊されないようにしながらも、より便利で快適な効率性を追求するという選択をしてきた時代が長く続きました。

その割合は、自然を大切にして残すことが50%を下回ることがあったとしても、自然の力を失わせるようなことはなかったはずです。

それは自然環境による回復力の範囲内での選択であったものの、今では外部からの手が加わりすぎて、その手を止めたとしても、回復ができない、もしくは回復するにしても長い時間がかかるような状態になっています。

その事実を知れば、元の状態に回復させていくことの重要性と緊急性に気づき、すぐにも回復に向けて取り組むことを期待したいところですが、事実を知っても、まだ便利さと効率性を求め続けて同じことを繰り返している人が多いのが現状です。

すでに自然環境の回復力を超えてしまった現状は、そこで暮らす人間の自然治癒力の限界を超えるような状態にもなっています。
〔小林正人〕