人間の身体は、自然環境に適合させ、効率よく働かせるように徐々に変化してきました。それは遺伝によって長い年月を経て効率性と多様性に向かって変化させてきたものだけに、今の形と働きが完成形と言えます。
ブルーエコノミーは、自然と環境の中にある生態系をモデルにした経済活動を指していて、その仕組みを最大限に活かすとともに、エネルギー資源を効率的に利用することを意味しています。これは人間の心身にも優しい経済活動となります。
現在あるモノを、心身のプレッシャーなしに次につなげていく活動であり、欠乏のない状態を無理なく、無駄なく求めていく人間追求の経済活動とすることができます。
産業廃棄物を自然の力を用いて分解・処理をしていくことはグリーンエコノミーと同じようであっても、これまで活用されてこなかった廃棄物を利用し、それに適した栽培植物を選択して、微生物などが力を発揮できるように環境を整えることによって、ブルーエコノミーへと変えていくことが可能となります。
自然に放置した食品の残渣は腐敗していくのに対して、環境を整えることによって発酵へと変えていくことができます。腐敗と発酵は異なるように見えても、微生物の特性に注目すると同じことがされています。
〔小林正人〕






