水活の思考20 植物と動物の共生関係2

人間が求める便利さ、快適さが大きく進みすぎて、自然環境を構成する植物や微生物などの回復力が限界に近づきつつあり、自然界の回復力に期待するのは難しい時代になってきました。

自然環境の変化が行きすぎたとしても、人間の身体には自然に回復することができる自然治癒力が備わっていて、あまりよくない環境の中でも活動して、健康を保つことはできました。

ところが、人間の自然治癒力が低下するようなことが多くなり、それが重なって、良好な環境の中でなければ、健康度を高めておくことができにくくなっています。

自然治癒力を低下させることとしては、農薬・食品添加物・化学物質の多用、空気や水の汚染、紫外線の影響、ストレスの増加など、いくらでも数え上げられるようになっており、それは止まるどころか、これからも増え続ける可能性が高くなっています。

植物の回復力も人間の自然治癒力も、内部で発生させているエネルギーによって成り立っています。正常にエネルギーを発生できる状態であれば、植物の回復力を期待することができます。

身体で作り出したエネルギーは成長や健康の維持・増進に使われ、免疫、解毒といった重要なことに使われています。そのエネルギーによる対応ができにくくなるほど、環境破壊が起こり、エネルギーの限界を超えている状態となっています。

植物も動物も、エネルギー効率を高めるための進化を遂げてきました。生命維持の根幹であるエネルギー効率を低下させるようなことを望んで、経済発展をさせてきたわけではないはずです。

私たちが実施してきた社会活動、経済活動は、結果としてエネルギー代謝を阻害する原因ではなかったのか、そのことを立ち止まり、振り返り、新たな発想のもとに進んでいくことが必要であり、そのベースとなるのが、水活と共通するブルーエコノミーの思考であると、私たちは考えています。
〔小林正人〕