「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの銅の基本的事項の「消化、吸収、代謝」を紹介します。
〔消化、吸収、代謝〕
食事から摂取された銅は胃で可溶化され、生じた2価の銅イオンは小腸において2価から1価に還元されて小腸上皮細胞刷子縁膜に存在するcopper transporter1と特異的に結合して、細胞内に取り込まれます。
そして、側底膜側に存在するATPase7Aによって細胞内から門脈側に排泄されます。
吸収された銅は、肝臓へ取り込まれ、セルロプラスミンとして血中へ放出されます。
体内銅の恒常性は吸収量と排泄量の調節によって維持されています。
食事からの銅の摂取が1.3mg/日の場合、0.7mg/日が吸収されます。
肝臓からは、0.4mg/日の銅が胆汁を介して排泄され、糞への排泄は食事からの未吸収分と合わせて約1.0mg/日となります。尿への排泄は0.06mg/日です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






