表町学11 再構築の取り組み

地域や商店街の魅力を再構築することを目的として、何を実施するのかを考えていく場で、方法や手段が優先されることがあるのですが、これはリニューアルです。

リニューアルは目的や目標があって、それに合致しているなら実施するのはよいことかもしれません。しかし、肝心なポイントがズレていると、リニューアル後に再びリニューアルをしなければならなくなるということも、これまで何度も見てきました。

肝心なポイントというのは“価値を高める活動”を指していて、これはリブランディングと表現されています。ということで、最近ではリブランディングを提案事項に掲げる広告代理店やPR代理店も増えてきています。

リブランディング(rebranding)は 、ブランドの価値やイメージを時代の変化や顧客ニーズに合わせて再構築することを指しています。

本来なら理念やビジョン、価値の提供といった中身から見直すことが重要であるのに、ロゴの変更だけで済ませようとすることや、ブランドの競争力や求心力を高めることが目的になっている提案が目立っています。

求められているのはイメージを一新させることではなくて、新たなターゲット層の獲得だという説明をすると、次に出てくるのはアンケート調査の実施です。

地域を支える人や地域を訪れる人の動向が重要という指摘に対して、まったく予想していなかった“目から鱗”の結果は期待しにくいところがあります。というのは、大半はネット調査で、簡単で早く結果が出るものの、回答範囲が限られているからです。

また、その“目から鱗”(が落ちるような)結果が示されるようなことがあったとしても、それを踏まえて実施することが旧態依然の方法では、結果は自ずと見えています。

これまでの実力と実績を踏まえて、目的に向かって大きく踏み出す決断をするときには、戦略が重要になります。

その戦略に相応しい(と感じる)再構築への取り組みが目の前にあります。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕